今日の一冊 『風の歌を聴け』



(きちんとした評論、書評ではなく、たんなる読書ログとして、不定期にアップしていきます)

今回のお正月帰省のお伴。

どうして私が村上春樹?かというと、母校がちょっぴり登場する作品『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』を読もうと思い立ったところ、今さらながら本作とその2作とで3部作になっていることを知ったから、というだけのことなのです。

私の村上作品歴といえば、ずっと積ん読になっていて、結局ほとんど読まずにブックオフ行きとなった『ノルウェイの森』を除くと、『やがて哀しき外国語』と『日出る国の工場』の2作だけ。どっちも小説じゃないし。

感想はというと、、、特に熱く語りたいようなものはこみ上げてきません(苦笑)
きっと、ここに書かれている内容そのものを世に問いたかったというよりも、この小説をかたちづくる文体というか、作風をつくるための実験だったんじゃないかという気がする。

それにしても、大学生と酒と煙草と車と女、が出てくるけれど、現在の大学生の感覚からするとまったく異世界の話だなあと思ったり。
自分の世代だと、昔はそういう時代だったんだよね、と、なんとなく感じられるくらいかな。
でも当時も、太陽族とか限りなく透明な若者感覚からすると、やっぱり異質なものだったんだろうね。

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