石の百年館 開館

2013年度最終日は、せがれの保育園の閉園お世話になってきた産科・小児科の閉院と、寂しい出来事が重なりました。
でも、年度の変わり目は、新しい出会いや物事の始まりがの時期でもあります。

そして、生まれ故郷から、うれしいニュースがひとつ、飛び込んできました。


「石の百年館」開館のニュースです。

≫ 東京新聞 「稲田石の歴史紹介 笠間市が新「百年館」を開館
≫ 茨城新聞 「稲田石の歴史紹介 笠間、資料館が移築開館


私の故郷の、茨城県笠間市。
観光地でありながら、知名度がまだまだではありますが、知ってくださっている方は「笠間焼」「稲荷神社」といったキーワードが思い浮かぶことと思います。

でも、市西部の稲田地区は、日本の近代化を支えた花崗岩(御影石)である「稲田石」の産地・加工場という特色を持っているのです。

普段、周りの人たちに「笠間、笠間」とPRしまくっている私ですが、生まれ育ちはこの稲田地区でして、三鷹に移り住むまでは、「笠間人」ではなく「稲田人」というアイデンティティが強かったですね。
なにせ、小中学校の同級生の親のうち、半分くらいは石材会社の経営者か職人でしたし、私の父も、地域で一番大きな石材会社で働いていました。
小学校時代などは、時まさにバブル!、「笠間焼?観光?笠間の財政は稲田の石材業が支えてるんだ!」という気概に満ち満ちていましたね。


でも、90年代半ば以降、建築需要が減って、大規模な工事に対応できる大きな会社がダメージを受け、墓石など中心に扱う中小・家族経営の石屋さんも、外国産の安い石材の流入で、少しずつ減っていき、産業としては往時の10分の1以下の規模(※)になってしまいました。

しかも、笠間焼のようなアートな側面を持つ「工芸品」と異なり、あくまで「地場産業」にとどまるものであったため、産業規模の縮小とともに、稲田石を誇る地域の気概も、しぼんでいったように思います。
そんな中で、ある石材会社が設置していた資料館「石の百年館(旧)」が、私にとって、故郷の誇るべき歴史を再確認するための、よすがとなっていました。
「あそこに行けば、石の歴史に触れられる」「笠間を訪れてくれた人をあそこに連れて行けば、稲田のことを知ってもらえる」という思いですね。

(参考)旧館の写真が豊富なブログ記事

でも、その会社の稲田での事業縮小に伴い、2010年に閉館してしまったのです。


と、前置きが長くなって恐縮ですが、その「石の百年館」が、旧館の建材や展示物を活かし、市営の展示施設としてよみがえったというのが、うれしいニュースの内容なのです。

ちょうど今月27日(日)、地元の酒蔵・磯蔵酒造さんの「ちょっ蔵 新酒を祝う会」を、三鷹の地域活動仲間などのグループで訪ねますので、その際に、新「石の百年館」も見学して、このブログにレビューを掲載したいと思います♪


茨城新聞映像ニュース「石の百年館オープン 笠間市」


笠間のWEBサイトより、稲田石の紹介

(NHKの「小さな旅」の映像を流用しているようです)


(※)「茨城県の石材地場産業の現状と課題」『筑波銀行 調査情報』 2010年9月号(No.28) P23


コメント