かかりつけ小児科の閉院

保育園の閉園に加えて、昨日(3/31)はもう一つ、せがれがお世話になってきたところとのお別れがありました。

相方のお腹の中にいたたまごのころからお世話になっていた、産婦人科・小児科の上原医院(三鷹市上連雀)。
地域に根差した、素敵なお医者さんです。

実は、妊娠を確認したのはこちらではなく、三鷹・吉祥寺地域では有名な、吉祥寺の水口病院でした。
産婦人科の情報をよく知らない中で、とりあえず地域で有名なところに行ってみようと訪ねたのですが、出産記念にフルコースの「セレブレーションディナー」が付いてくるといった路線に、「うちが求めるものとはちょっと違うかも…(汗」と思い、産科探しが始まりました。


評判の高さでは、調布の飯野病院を挙げる方が多かったのですが、もう少し近場にないかなと探していたところで見つけたのが、家から自転車で5分ほどの上原医院でした。
WEBサイトもなく、ネット上で見つけた評判も数件ほどでしたが、どれも良いコメントでしたし、何より近いのがいいということで、まずは一度行ってみようということになりました。(実際には、通い始めてから「上原先生のところで出産したのよ~」という知り合いが何人も見つかりました)


一見こわもてな、口ひげが特徴の年配の先生と、にこやかな奥さま(医師免許の掲示は先生のだけだったので、看護師・助産師さんかな?)、やさしい声の受付の方、昔ながらの雰囲気の、安心できる雰囲気に充ちた医院でした。

産前の検診には、ほぼ毎回ついて行ったのですが、エコーで見えるせがれの姿がだんだん大きくなっていくのが本当に楽しみで、うれしかったですね。
小児科でもあったので、待合室に小さい子がいると、「うちもああやって連れてくることになるのかな」なんて思ったり。

もともとは分娩もされていたのですが、我々が通うようになる何年か前にやめてしまっていたため、9か月~出産は武蔵野日赤病院にバトンタッチでしたが、引き継ぎもとてもスムーズでしたし、日赤の方も「上原先生のところから来る妊婦さんなら安心」という感じの対応でした。

そして、まだ生まれて間もない小さなせがれを、初めての検診に連れて行ったときに、先生が「大きくなったな~」とおっしゃったというのが、今でも我が家の語り草になっています。なにせ、何ミリというサイズの頃から診てもらっていたわけですからね(笑)


その後も、定期健診、予防接種、そして風邪やケガと、本当にお世話になりました。
一人っ子の長男なので、親としてはちょっとした変調でも気になって連れていくわけですが、あっさりと「はい、風邪だね」で終わり、葛根湯とシロップ(+ときどきマインベース)をもらって帰ってくるというのが定番でした。
おかげで、子どもが苦手な粉薬の代表である葛根湯を、嫌がらずに飲める子になりました。


「小学校に上がるまで木の実保育園に通い続けられたらよかったのに」という思いと同じく、「小児科に通う年齢でなくなるまで上原先生のお世話になりたかった」というのが正直な気持ちで、貴重なかかりつけのお医者さんが閉院してしまったことに、不安と寂しさを覚えます。
でも、そもそも数年タイミングがずれていたら、出会うことさえなかったわけですから、せがれの妊娠から4歳までという、最も心配の多い時期にお世話になることができたという幸運なご縁に、心から感謝したいと思います。


最終日、閉院ギリギリ前の時間に駆け込み、ひと言お礼を申し上げるとともに、せがれと一緒の写真を撮らせていただけました。
最後の通院は、お薬も診察券の返却もない、ちょっと寂しい帰り道でした。




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